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不器用な夫
第1章 初夜
この先…。
ハコが卒業するまで…。
僕はハコを妻としてではなく僕の学生としてだけで見る事は可能なのだろうか?
それを考えるだけで僕の股間の逸物が勝手に興奮をして肉棒と化しそそり勃つ。
久しぶりの衝動だった。
シャワーを浴びながらそのいきり勃つ肉棒を自分で握り扱いてやる。
この行為が苦手だ。
夢精して下着を汚す方が気持ち悪いからと仕方なく何度かは自分で抜くという事を覚えはしたが、なかなか射精に至らない自分が嫌いだといつも思う。
今夜は頭の中で何度もハコの姿を思い浮かべる。
白いベビードール…。
レースが張り付いた小さな胸元。
薄らと見えた小さな乳房のライン…。
その頂点を囲む乳輪はふわりとしたピンク色の円周が見えていた。
あの乳房を僕の手で…。
ハコはどんな反応を示すのだろう。
それを想像するだけで興奮が増し、肉棒の先へ向かって尿意に似た感覚が込み上げる。
「ああ…。」
自分で扱く自慰行為に初めて快楽を感じる。
頭にまで向かって熱いものが突き抜ける。
「出るっ!」
僕が妄想するハコに向かって込み上げたものをぶちまける感覚で射精する。
ハコのあのピンク色の唇に…。
僕は白濁した液体を勢いに任せて飛ばしてた。
はぁはぁと息が上がる。
性的な快楽を伴う自慰行為に身震いをする。
ハコの中で…。
それを想像するだけで僕は再び興奮する。
今夜は…、初夜だ。
理性を失くす、その言葉を何度も繰り返す。
ハコの全てを…。
この僕が奪う。
僕が夫としてハコに服従を強いる。
甘味なまでの快楽の欲求に僕の理性が破壊されそうな気がする。
僕がハコを…。
自分の興奮を抑える為に熱いシャワーを水に切り替えて冷静を保つだけに必死になるしかなかった。