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不器用な夫
第9章 精液



「僕なんか…。」


いじける僕の顔中に清太郎さんがキスをする。


「そんな顔をしないで…、もっと可愛い顔を見せて…。君の本命にはなれないけど僕は君の為のイかせ屋なのだからね。」


恋人に告白されたような気持ちにさせられる。

年上の清太郎さんに僕はドキドキばかりする子供なのに清太郎さんは僕を国松家の次期当主として1人前の扱いを繰り返す。


「今夜は君の全てを知り尽くす必要があると言ってあるだろ?」


清太郎さんの柔らかい言葉に惹き込まれる。

まるで催眠術にでもかかったように身体からすんなりと力が抜けていく。


「清太郎さん…。」

「君がその気なら本命にしたかったくらいだ。本当に僕好みの可愛い少年だな。」

「やだぁ…。」

「もっと…、可愛く…。」

「あんっ…。」

「もっと…、淫らでいいんだ。」


またしても清太郎さんが胸をまさぐりながら僕の乳首を弄ぶ。

再び清太郎さんの手がローションで濡らされて僕のオヘソや腰に優しい愛撫が始まる。


「ああっ…、清太郎さん…。」

「その可愛いお強請りで君は何人の男を狂わせるのだろね。」

「それは…。」

「それでいいんだ。それが国松家の当主だ。イかせ屋を辞めた時に僕も君に狂いたい。」


ベッドに横たわる僕の全身を撫で回し背中に清太郎さんがキスをする。

清太郎さんの告白に再びの興奮を獲た股間が熱を帯びて性器が腫れ上がる。

背中の清太郎さんのキスがお尻の方へと向かって降りていく。


「食べたいくらいの可愛いお尻…。」


指先でお尻を撫でてキスをする。

清太郎さんが愛撫する場所の全てが熱くなる。

自分を辞す。

わかってて僕は清太郎さんの愛撫に悶える。


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