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不器用な夫
第18章 学生



乳首を指先で摘み弄ぶ。

愛液でぬるぬるになるクリトリスを愛撫する。

ハコが全身を大きく仰け反らせる。


「イヤッ…、イッちゃう♥」


腰を振りながらオーガニズムを味わうハコの顔が溶けていく。


「ほら…、すっかり身体が冷えちゃったよ。」


身体をぐったりとさせてはぁはぁと息をするハコにお湯を掛けて洗い流す。


「要さんの意地悪…。」


湯船でハコが口を尖らせる。


「僕は不器用でつまらない夫ですから…。」


ハコには逆らえないとハコの手に口付けをする。


「つまらない夫じゃないもん。ハコの大切な旦那様だもん。」


ハコが僕の頬にキスをする。


「本当につまらない男だよ?」

「違う!要さんはそんな人じゃない。」


ムキになるハコはまだ子供だと思う。


「ハコは可愛いね。」


そんなハコだから僕はハコにキスを繰り返す。


「そんな事ないよ。」

「可愛いよ。だからハコを愛してる。」

「ハコも要さんを愛してる。」


無邪気な笑顔を見せてハコが僕にしがみつく。

僕の裏切りを知らないハコ…。

その笑顔に胸が痛む。

風呂から出て着替えをする。

今夜はハコが薄いピンク色のベビードールを着る。


「ハコ…。」

「わかってるよ。要さんがこういうのが苦手なのは知ってるもん。でもハコがお泊まりに持っていける寝巻きってこういうのしかないんだもの。」


ハコが短いベビードールの裾を持ち上げる。

その裾の下から淡いピンク色のパンティーが顔を覗かせる。

僕はそれを直視出来ずに顔を背けてしまう。


「苦手っていうか…、興奮する…。」

「要さんが?」

「興奮して…、ハコに無茶をしそうで怖いんだよ。」


ハコをまともに見れずに本音を漏らす。


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