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不器用な夫
第18章 学生
ニンマリと笑い小悪魔の顔へハコが表情を変える。
そして僕の手を握り自分の胸に押し付ける。
「ねぇ…、先生…。」
掠れた声…。
「ハコ…、試験前なの…。」
僕の手をハコが握れば、その手がベビードールの上から柔らかな胸を握る。
「だから…先生…、ハコにいけないお勉強をいっぱい教えて…。」
舌なめずりをする小悪魔が大人の女の瞳で僕を見る。
クラクラする。
興奮が増す。
自分の股間が熱くなる。
勃起すら難しかった僕の身体がハコの淫らな仕草に反応する。
ハコならば…。
愛するハコになら僕はオーガニズムに達せるのか?
無駄な期待に息が荒ぶる。
「ベッドに行かなきゃ…。」
ハコを連れて用意された寝室に向かう。
僕が昔、使ってた部屋。
ベッドだけがダブルの大きなベッドに変わってる。
そこに座ればハコが当たり前のように僕の上に跨いで来る。
短過ぎるベビードールの裾からパンティーを見せつけるように僕の股間にハコが股間を押し付ける。
「ねぇ…、先生…。」
「ああ…。」
「学校の生徒とこんな事になるとか思わなかった?」
ハコが悪戯っ子の表情を浮かべる。
「思わないよ。」
そのハコの頬を指先で撫でる。
「ハコはずっとドキドキばかりしてた。先生がどんな人かわからないから、ずっと先生ばかり見てた。」
ハコが僕をじっと見る。
僕がどんな男か知りたくてハコは真っ直ぐに僕だけを見てたと告白される。
「だから、つまらない男だったろ?」
「違うよ。始めはお義父様みたいに照れ屋で口数の少ない人を想像してたの…。」
「父さんを?」
「でも…、全然違った。先生って子供みたいで可愛くて『僕は自転車に乗れません。』って拗ねたりして、本当に可愛い人なんだって思ったの。」
ハコがクスクスと笑いながら僕のシャツを脱がせる。