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不器用な夫
第19章 誠意
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ハコの中で…。
達したい…。
その思いが強くなる。
僕が弄るハコのクリトリスはクチュクチュと恥ずかしい音を奏でてる。
「んふっ…、んあっ…、あぁん…。」
小さくハコが悶える。
その悶える身体の上で僕は肉棒を扱く。
「ハコ…、ああ…、イキそうだよ…。」
ハコの中で達する事がないオーガニズムを眠るハコに見せつける。
全身が背徳感にゾクゾクとした。
可愛らしい寝顔のままハコが幸せそうに溶けた顔を見せる。
「はぁ…。」
半開きになる唇…。
「イクッ…。」
その唇に向かって射精する。
ハコの口元、首筋、そして小さな乳房に向かって白濁した精液を撒き散らす。
危ないほどに感じる興奮に肩で息をして気持ちを整えようとする。
ハコはまだ眠ったまま…。
このまま2度と起きないのではと心配になるほど穏やかな寝顔を僕に見せる。
その可愛らしい寝顔を僕が汚した。
「最低な夫だね…。」
泣きたい気分になる。
タオルで汚れたハコの顔や胸元を綺麗にしながら自分が行った最低な行為に自己嫌悪を感じる。
僕は…。
こんな下品な形でしか妻で射精感を感じる事がないのだろうか?
愛するハコの体内で射精する。
誰にでも出来る簡単な行為が出来ずに歪んだ形でオーガニズムを得る。
「まるで、変態だ。」
暗闇の中、1人で笑う。
1人悦がりなオナニーに満足する身体を呪い恨んだとしても何も変わらない。
試験を済ませてハコに事実を話す。
ハコが嫌がるなら離婚という選択肢も覚悟する。
「その時は果歩が僕を慰めるのか?」
くだらない考えにまた笑う。
最低な夫は最低な気分で妻を抱えて眠る事になると知った夜は泣くのを堪えるだけで精一杯だった。
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