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不器用な夫
第24章 融資



「いやっ!」


ハコが胸元を手で押さえる。

無理矢理に僕はその手を退ける。

辛いとは思う。

屈辱的だとも感じる。

それでも、それをハコに受け入れさせる。

しかも、タチが悪い事に国松の男はその妻の屈辱に歪む顔に興奮を感じてフェロモンを放つ。


「ほら…、僕だけを見てって言っただろ。」

「だって…。」

「ハコは公平に感じてるの?」

「違うわ!」

「でも…、乳首がいつもよりも固くなってるよ。」


開かれた襟元から突き出した乳房の先は公平に見せつけるように固く尖り愛撫を期待してる。

その乳首の期待に応えて人差し指でゆっくりと撫でてやる。


「あぁ…。」


公平に視線を向けたままハコが吐息を吐く。

公平に対して嫉妬に近い感情が湧いて来る。


「公平にも触らせたいか?」

「いやよ…。」


ハコが首を横に振る。

それでも間違いなく僕の妻は公平に見られてる緊張感から興奮を増し身体を敏感にさせている。

腰紐を解き、浴衣の片身を開く。

さらけ出す細い腰…。

下着を付けてないその腰に手を這わせて太股まで撫で上げる。


「ハコの全部を公平に見て貰おうね…。」


ハコの耳を噛み、ハコの太股を持ち上げる。


「いやぁっ!」


ハコが固く瞳を閉じる。

顔を隠すように僕の胸に埋める。

それでも抵抗はしない。

それが必要な事だとハコもわかってるからだ。

公平の前に晒されたハコのおまんこ。

それを僕は指先で更に広げて公平に見せる。


「綺麗だろ?僕の妻は…。」


そう公平に言えばハコが身体を強ばらせる。

公平は黙ったまま真っ直ぐに僕だけを見てる。

公平はハコを見てはいない。


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