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不器用な夫
第24章 融資
僕の行動にハコが目を見開く。
「公平さんが…。」
ハコが身体を揺すり抵抗する。
「公平は執事だからね…。」
公平に構う事なく、髪を結い上げて晒されたハコのうなじにキスをする。
「要さんっ!」
僕がふざけてると思ってる。
ハコの怒りは限界らしく、本気で僕を拒否して抵抗する素振りを見せて来る。
帰らない夫…。
やっと帰って来たと思えばフェロモンの香りを漂わせ執事を手元に置いたまま妻を抱こうとしてるとかハコからすれば全く笑えない状況だ。
ハコを納得させようとハコの頬にキスをする。
「今からハコを抱く…。そしてハコの中でイク…。その為には公平が必要だとわかってるだろ?」
僕を嫌がるハコの耳を舐めながら僕の考えをハコに伝えてみた。
「要さんっ!?」
再びハコが驚愕する。
僕はお構い無しにハコの浴衣の帯を解く。
「公平に見られるのは嫌か?けど藤原家でもイかせ屋には見せる事になるよ。」
僕とハコの情事はどうせ誰かに見せる事になる。
その興奮で僕は勃起を得てハコと繋がり、男の愛撫でハコの中に射精する行為は同じだと開き直る。
「でも…。」
頬を赤く染めたハコが迷う。
「僕だけを見て…、公平を意識するとか僕が萎えるから止めて欲しい。ハコは僕だけのハコだろ?」
ハコが唇を震わせて目を伏せながら頷く。
浴衣の着崩れを防ぐ伊達締めを外しながらベッドに座り僕の前にハコを座らせる。
公平は顔色一つ変えず僕とハコを黙って見てる。
緩む浴衣の身八つ口から手を入れてハコの胸元に触れてみる。
「要さん…。」
ハコが公平をチラリと見る。
「公平にハコの可愛いおっぱいを見せたいの?」
わざと襟元を大きく開けばハコの小さな乳房が公平に見えるように晒される。