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不器用な夫
第3章 学校
こんなつまらない男に必死な少女から逃げ出す事だけはしないと決めた。
この先の僕はハコを僕の大切な妻として扱ってやりたいと願う。
だが、その前にハコの姿をなんとかしなければ僕はハコと話し合うどころかハコを傷付けかねないと僕はとにかくハコから視線を逸らして話をする。
「だからハコは普通の服に着替えて来てくれないか?さすがにその姿だと僕も話をしづらいから。」
何度もハコの胸元に僕の視線が引き寄せられて僕の股間がキュンと熱を帯びて来る。
だからといって、このままハコを押し倒してなし崩しにハコを僕の妻として扱う勇気が僕にはない。
ハコの方は僕のそんな気持ちにはお構い無しの様子でハコから何度も視線を逸らす僕に甘えた声を出す。
「あー…、でも…、先生ぇ…。」
正座するハコが胸の前に両手を突き出し更にエプロンの横からハコの乳房のラインが僕の前に晒される。
「何か問題でも?」
「ハコ…、多分、立てないの…。」
「何故…?」
「足が…、痺れちゃったみたい。」
悪戯が見つかった子供のようにハコが小さな口元からぺろりと舌を出す。
「痺れたって…、いつからここに座ってたんだよ?」
「1時間くらいかなぁ?先生が帰って来る時間をハコは聞いてないんだもん。」
あくまでも僕が悪いのだとハコは口を尖らせる。
ため息が出た。
だけどこのままにはしておけないからと僕はハコに両手を差し出す。
「おいで…。」
ハコが子供のように僕にしがみつき僕はそんなハコを抱き上げる。
スベスベの肌をしたハコのお尻に手が当たる。
僕はこんなハコと夫婦として冷静に話し合いが出来るのかと不安になる。
それは僕にとって長い夜の始まりに過ぎなかった。