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不器用な夫
第6章 運転



それが国松家の男だから…。

フェロモンで男を引き寄せては男の愛撫にどっぷりと溺れる呪われし体質。

心ではたった1人の女性を愛しながら、身体は女性に反応しない。

その全てを知ってる公平は平気で僕を愛撫し、ますます僕を興奮させる。

そして興奮する僕が放つフェロモンに公平は中毒患者のようにしがみつく。

悪循環な体質…。

仕事も何もかもを投げ出し性の快楽だけに溺れたくなるほどの危険な体質が嫌でたまらない。


「まだ…、我慢出来ますか?」


僕を焦らしてた公平の方が焦れて僕のパンツに手をかける。


「待って…、公平…、ここはやだ…。」


諦める事に慣れた僕は公平を受け入れる。

でもベッドで意識がないにしてもハコの前で公平に抱かれるのだけは耐えられない。


「坊っちゃまのお好きなように…。」


激しいキスをしながら公平が僕を抱き上げる。

女の子のような扱いを受ける僕はたくましい公平の腕の中でお姫様抱っこをされて寝室を出る。

リビングに行き、さっきまで僕がハコを愛したソファーに向かって乱暴な公平が僕を下ろす。

犬のように四つん這いにされてソファーの背もたれにしがみつく。


「久しぶりだから…。」


そう言いながら公平が僕のお尻の割れ目を両手の親指で押し広げる。


「公…平…。」


久しぶりでも公平の全てを覚えてる。

長く太い公平の…。

思い出すだけでゾクゾクする。

あれで身体を貫かれる瞬間、甘味な痺れが全身に帯びる快感を簡単には忘れられない。


「焦らないで…。」


公平が睾丸の裏側から筋に沿って舌をチロチロと這わせて来る。

くすぐったく、心地よい愛撫…。

キュッと睾丸が縮みキュンと乳首までもが硬直する反応を示す。


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