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Aさん ~私を淫らにする人~
第2章 本当の自慰を知った夜
そして汗を浮かべた男優さんの背中の振幅が大きくなって最後に「ゥウウッ」とうめきがあがると、そこで動きが止まってから数秒の間を置いて大きな体が女優さんの体に沈み落ちていった。

それから二人はずっとそのまま動かない。

ただ、そのまま幸せそうに抱き合ったまま、そこでビデオが終わると私も正気に返る。

アソコにあてがっていた手を退けて、なんとなくはしたない事をしてしまったという罪悪感に包まれる。

使った食器を片してからお風呂に入ろうとして服を脱げば、最後に脱いだショーツの裏地に生々しく光る分泌液が小さな玉となって浮いているのを見て、なんとも情けない気持ちにもなった。

だからシャワーを始めると、真っ先にボディー・ソープを手にとってその内マタの奥に篭ったヌルミつきを洗い落とす。
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