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Aさん ~私を淫らにする人~
第5章 許したストーカー行為
そんな気持ちの揺れている私の事を知ってから知らずか、Aさんの手がスーツと私の肩に回ってきた。

そして肩に触れられて引き寄せられた時に私は息を飲んで体を硬くしたけれど、そのまま歩き続けた。

何も起きなかったように・・。

そして私は遂に男の人に身を委ねる時が来たのだと、静かに覚悟を決めたのだった。

その後、肩を抱かれたまま歩きながら、何度か続かないたどたどしい会話があった後で私のマンションの前まで来た。

そこでふと襲われたのが、私の部屋はAさんをこのまま入れて大丈夫な状態なのかと言う不安だった。

ゴミや脱ぎ散らかしもそうだけど、何より見られちゃいけないものである大人のオモチャが出ていないことの確認だった。
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