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Aさん ~私を淫らにする人~
第6章 お口の快感
「メグちゃんてキスが上手いね」

私は小さく首を振って否定する。

「実は経験豊富だったとか?」

「ちがいます」と小さな声でまた首を振った。

「ほんとう?たくさんの男の人といっぱい経験してきてるんじゃないの」

そんな意地悪な問いかけには大きく首を振って答えた。

「本当?」

小さく頷く。

「僕が初めて」

それにはコクコクッと中位で頷いた。
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