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Aさん ~私を淫らにする人~
第6章 お口の快感
そんな舌先にヒヤッとした冷たいものが触れて、その後すぐに甘い味を感じた。

そんな甘いAさんの指先がゆっくりと左右に動いてクリームを私に舐めさせると、その甘みで湧き上がってきた唾液を飲み込むのが大変だった。

でも、二度ほどの往復ですぐにクリームはなくなり、その後は塩っぽい味がした。

「どうだった?」の問いに私はまた曖昧に微笑み、そして「美味しかった」と答えた。

「そう」と言うAさん。

テーブルからまたお皿の鳴る音が聞こえてきて、(また、クリームを付けている)と思った。

すると、唇の上をスーッと形に添って油っぽいものを付けられながらなぞられた。
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