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Aさん ~私を淫らにする人~
第7章 ハチミツ
もちろん条件反射的に私はそれを拒もうとしたけれど、男の人の力で戻そうとした腕をそのまま押さえられてしまった。

「だいじょうぶ、痛いことはしないから、任せてよ。この前と同じだから」との落ち着きのある声色に抵抗の力が弱まり、「それに、メグちゃんは縛られるの、実はキライじゃないだろう」と言われて、とうとう背もたれの後ろで両腕の手首を括られてしまった。

(どうしよう・・・)

それから座っている椅子を90度回され、Aさんは私の目の前に来た。

余裕のある微笑みに、今日は何をされるのと不安になるけれど、どこかでされるであろうエッチなことに胸が高鳴り期待が躍りだしている。
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