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Aさん ~私を淫らにする人~
第9章 白いズボンのお尻
「大丈夫だから任せて」

Aさんは台所の棚をガタッと開けると、中から果物ナイフを取り出してきた。

光を反射させてキラリと光る刃物を見て、私は何をされるのかと恐怖に体を凍らせて、気持ちよさなどいっぺんに無くしてしまった。

それを感じ取ったのであろうAさんが微笑みを見せて、「大丈夫だよ。メグちゃんを傷つけたりしない。ただ、ズボンを切らせてもらうだけだから」と言った。

「えっ?」と私の頭の中は言われたことを理解できずにクエッション・マークが渦巻いた。

「ちゃんと新しいのを買ってあげるから任せて」

(これも買ったばかりなんですけど・・・)
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