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Aさん ~私を淫らにする人~
第10章 思いもしないことが
「だから、アイツは関係ないって。俺と二人になるのがイヤなの?」
「いえ、そんな・・・」
「じゃあ、約束。ここはもうお開きになるから、そうしたらここを出てすぐに右にいって、三つ目の信号を超えたところの最初の道を右に曲がった所で待ってて。僕もすぐ行くから」
石井さんはそう言うと、「もう行かないと変に思われちゃうから」と私を残して宴会場へと早足で戻っていってしまった。
「じゃあね、約束だよと」と最後の最後に言い置いて。
どんな飲み会にいっても今まで私が二次会には行くことはないから、今回もお店を出て「さようなら」をしても誰にも変に思われることはなかった。
石井さんに言われたように右に向いて進み三つ目の信号を過ぎてから最初の道を右に曲がって石井さんを待ってみたけれど、心の中では来るはずがないとそう思っていた。
「いえ、そんな・・・」
「じゃあ、約束。ここはもうお開きになるから、そうしたらここを出てすぐに右にいって、三つ目の信号を超えたところの最初の道を右に曲がった所で待ってて。僕もすぐ行くから」
石井さんはそう言うと、「もう行かないと変に思われちゃうから」と私を残して宴会場へと早足で戻っていってしまった。
「じゃあね、約束だよと」と最後の最後に言い置いて。
どんな飲み会にいっても今まで私が二次会には行くことはないから、今回もお店を出て「さようなら」をしても誰にも変に思われることはなかった。
石井さんに言われたように右に向いて進み三つ目の信号を過ぎてから最初の道を右に曲がって石井さんを待ってみたけれど、心の中では来るはずがないとそう思っていた。