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Aさん ~私を淫らにする人~
第11章 見られている
「最近のメグちゃんは変わったね。何かいいことでもあったかい?」
日曜日のお昼時、中国への出張前に私の部屋に来てお茶を飲むAさんが言ってきた。
それに対して「いいえ、何もないです」と否定すると、「そうか」といってAさんは曖昧に微笑んだ。
「なんか朝見る顔がいつも楽しそうになったから、会社で彼氏でもできたのかなぁ、なんて思ったんだけどね」
「そんなことないです」
そう素っ気無く言ったけど、内心はドキッとしていた。
それにしても石井さんといい、このAさんといい、こんなに簡単に私の事を見破るなんてと、見破られてしまう自分の分かりやすさを情けなく思った。
日曜日のお昼時、中国への出張前に私の部屋に来てお茶を飲むAさんが言ってきた。
それに対して「いいえ、何もないです」と否定すると、「そうか」といってAさんは曖昧に微笑んだ。
「なんか朝見る顔がいつも楽しそうになったから、会社で彼氏でもできたのかなぁ、なんて思ったんだけどね」
「そんなことないです」
そう素っ気無く言ったけど、内心はドキッとしていた。
それにしても石井さんといい、このAさんといい、こんなに簡単に私の事を見破るなんてと、見破られてしまう自分の分かりやすさを情けなく思った。