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第3章 失恋の夜は玩具で

ピンクローターに飛びっこ、そしてバイブレーター。

そう言えばこういう物を使われて、気持ち良さそうに女優さんが声を上げて体をクネらせている場面を何度も見た事がある。

そんなに気持ちよくなれるのかなと思うと、これまでは見過ごしてきたそのページから目が離せなくなった。

買ってみようかな。

そう芽生えた思いは、すぐに買おうと言う決心に変わった。

お買い物カートに入れたのは黄色い色のノーマルなピンクローター。

飛びっこは私には主旨が違うし、バイブレーターは形がグロテスクすぎる。

それにあんな形の大きなものが自分の中に入れるなんてとても想像もつかない。