パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 淫らな時

土曜日のお昼前にはＡさんのお部屋に着いていた。

前夜の女子会では皆から「大田さんも早く現実の恋をしなさい」と言われたけれど、隠しているだけで私にもこうしてＡさんと言う男の人がいるし、会社ではもっと秘密にしているけれど石井さんにも好かれているのだ。

そして他の３人がおよそ経験してはいないだろう、Ａさんとは性の濃厚な関係で、今日も何をされるのだろうかとワクワクした期待を胸に隠してここに座っている。

それでキッチンから漂ってくる美味しそうな良い匂いに鼻をクンクン鳴らして、この嬉しい気持ちをＡさんに伝えようとさえしていた。

そうしていたら、やっと「おまちどうさま」とＡさんが大きな白いお皿にアツアツのシチューを盛って出してくれた。

立ち上ってくる湯気を通して見える大きなジャガイモや赤いニンジンがとても美味しそうですぐにスプーンを入れたくなったけれど、Ａさんが自分の分を持ってくるまでは我慢しようと思ったら、なんとＡさんは「これ、お土産ね」といかにも中国製といった凄く派手なプリントのビニール袋を持って来てから椅子を引いてきて私のすぐ横に座った。