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Aさん ~私を淫らにする人~
第14章 石井さんと
それはイヤだなと感じて、早く石井さんと別れてAさんにメールをしようと思った。幸い、もう駅はすぐそこだ。
そんな、すっかり通常モードの私に戻ってしまったら、「やっぱり、駄目だ!」と隣から声が聞こえてから突然に体がフアッと持ち上がった。
・・・、!?、!?、!!!
目に映る景色が著しく向きを変えて何がどうなっているのか頭の中が白くなり、ハッと気付いたら石井さんの顔がすぐ目の前。
なんと私はこんな人もまだ通る夜の道中でお姫様抱っこをされていた。
はずかしい・・・、声に出せない。
なのに石井さんは更に顔を近づけて、「まだ、帰したくない。いいだろう」と言ってくる。
とにかく降ろして欲しい、恥かしすぎる。
この状況が怖くて、とにかく早く終わらせたいから私は小さく幾度も頷いた。
「いいのかい」
パッと晴れた笑顔で石井さんが言う。
(いいから、早く降ろしてください)
体を奪われるより、こうして人前で抱っこされている方がずっと嫌だ。
やっと下に降ろしてもらって足が地面に着くと、私は膝が折れて腰砕けとなり、危うく転びそうになった。
「あっ」と同時に二人の声が上がり、咄嗟に石井さんの腕が私の脇の下に入り体を支えてくれた。
そして、その太い腕が僅かに私の胸に触れたのを私は大いに意識した。
そんな、すっかり通常モードの私に戻ってしまったら、「やっぱり、駄目だ!」と隣から声が聞こえてから突然に体がフアッと持ち上がった。
・・・、!?、!?、!!!
目に映る景色が著しく向きを変えて何がどうなっているのか頭の中が白くなり、ハッと気付いたら石井さんの顔がすぐ目の前。
なんと私はこんな人もまだ通る夜の道中でお姫様抱っこをされていた。
はずかしい・・・、声に出せない。
なのに石井さんは更に顔を近づけて、「まだ、帰したくない。いいだろう」と言ってくる。
とにかく降ろして欲しい、恥かしすぎる。
この状況が怖くて、とにかく早く終わらせたいから私は小さく幾度も頷いた。
「いいのかい」
パッと晴れた笑顔で石井さんが言う。
(いいから、早く降ろしてください)
体を奪われるより、こうして人前で抱っこされている方がずっと嫌だ。
やっと下に降ろしてもらって足が地面に着くと、私は膝が折れて腰砕けとなり、危うく転びそうになった。
「あっ」と同時に二人の声が上がり、咄嗟に石井さんの腕が私の脇の下に入り体を支えてくれた。
そして、その太い腕が僅かに私の胸に触れたのを私は大いに意識した。