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第3章 失恋の夜は玩具で

音よりも空気の振動を敏感に感じて、口の中に唾が溢れてきてそれをゴクリと飲み込んだ。

（だいじょうぶ。どってことないわ）と自分を勇気付けながら、その微震している物体の先端を軽くソッとほんの一瞬だけ着ている物の上から当ててみた。

・・・！！。

すぐに離したけれどその気持ちよさは衝撃的だった。

咄嗟のその刺激に体はビクッと引き攣り、その衝撃が波紋となって体の隅々へ広がっていった。

（すごい、こんなに）とその刺激の強さに驚き、ＡＶで見たことのある女優さんの喘ぎは、決してオーバーな演技ではないことを知った。