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Aさん ~私を淫らにする人~
第15章 やっぱりAさんがいい
Aさんのお部屋の鍵を開けて中に入った時に胸がキューンとした。

中はAさんの匂いでいっぱいで、その空気を肺いっぱいに吸い込んだ。

電気をつけて、お台所の前を過ぎたときにはまたお尻が疼き、あの時の記憶が蘇った。

そして何度もAさんからエッチなことをされたリビングに入ると、カーテンを掛けてからそのテーブルの椅子に座った。

ホッとしてボーッとする頭の中。

できれば窮屈な服を脱いで楽になりたかった。

そして温かいお風呂に入って、できれば髪も洗いたい。

でも、ここではその両方ができない。

ただ、Aさんを待つだけ。
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