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Aさん ~私を淫らにする人~
第15章 やっぱりAさんがいい
いったいどれほどの時間を待てばいいのかわからないから少し途方にくれて、とにかく来ている事を知らせる為にメールを打つことにして、あからさまに来てますは避けて、冷蔵庫にはいっているペットボトルのお茶を一本頂きますと文を工夫して送った。

すると、すぐにAさんからの返信が来た。

〔あと一時間ぐらいで着くように帰るから、シャワーを浴びててもいいし、テレビでも見て待っててよ〕と。

こんな即Reなんて期待してなかったから凄く嬉しくて、とても気持ちが満たされた。

あと一時間で帰ってくるという。

でもまだ一時間もある。

何をして待っていようかと思う。

シャワーに入りたいけれど、タオルがどこにあるのか分からないから探さなくちゃならない。
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