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Aさん ~私を淫らにする人~
第4章 私はメグちゃん
私もバッグからお財布を出そうとすると、「いいよ」とそれを制せられた。
私がまた「すみません」と言うと、初めの時のようにAさんもまたフンと鼻で笑った。
「その代わりに、携帯のアドレスを教えてよ」
「えっ?」
予想もしていなかった突然の申し出に私は戸惑い、でも嬉しかった。
「携帯のキャリア・メールのアドレス。もう、使ってないでしょう。メグちゃんみたいな若い人達はみんなLINE使ってるんだろうから。僕がイヤだったら、アドレスはすぐに変えればいいでしょう」
そう言われればそうだ。
携帯のメールを使うことはもうほとんどない。
私がまた「すみません」と言うと、初めの時のようにAさんもまたフンと鼻で笑った。
「その代わりに、携帯のアドレスを教えてよ」
「えっ?」
予想もしていなかった突然の申し出に私は戸惑い、でも嬉しかった。
「携帯のキャリア・メールのアドレス。もう、使ってないでしょう。メグちゃんみたいな若い人達はみんなLINE使ってるんだろうから。僕がイヤだったら、アドレスはすぐに変えればいいでしょう」
そう言われればそうだ。
携帯のメールを使うことはもうほとんどない。