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やじろべえ
第1章 There is no escape.

「な、リョウ…、お前、もし有紗に本気で惚れちまったなら、早めにはっきりしろ、たった今有紗を抱いといてこんな事言うのはアレだが、もしそうだとしたら…こんな事はきっぱりやめろ、有紗を自分のマンションに連れて帰れ、俺は構わねー、女ならまた手に入るからな、ガキは堕ろさせりゃいい、でなきゃ俺とお前、どっちのガキかわからねー」
「やめてくれ、女房に子供?そんなもんいらねーよ」
「リョウお前、意固地になってねーか?いいじゃねーか、むしろ女房貰った方がハクがつく」
「よさねーか、くだらねー」
「じゃ本当にボテ腹で楽しむ気か?」
「ああ、そのつもりだ」
羽山は俺が有紗に惚れてると思ってるらしいが、俺はそうは思いたくなかった。

