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クラシックピアノの音楽室で。
第1章 奈津華よる
Tは感じた。
この悪戯な少女が自分のキスを受け入れたことに。
よるのことが好きだった。奈津華よるが。
黒髪、快活な瞳。制服姿。
胸を揉まれる。
Tも目の前の教え子である奈津華にキスしながら体をまさぐる。
好きだった。
とTは感じた。レズ。
Tもまた学生時代にレズの洗礼を受けて愛欲に目覚めたもの。
しかしそれは集団のなかでは例外なのだ。
Tはいつしか人目を避け、そして来るべき予感とともに音楽教師となった。
奈津華よるはどうだろう?