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第1章 黒い暴行

２

勇一郎となぎさが凶行に走ってしまった温床は、２年前にポン引き仲人のお見合いの席で結婚したことにあったのではないのかと想っています。

勇一郎の職場の上司（24年前に勇一郎の自殺を阻止した命の恩人である）が、会社の取引先の人と酒をのみながら雑談していた時によった勢いで２人の結婚を決めたと言うことでありましたので、周囲は勇一郎となぎさが結婚すること自体が問題になっていると言いましてキグしていたのでありました。

勇一郎は、なぎさが29歳で独身だと言うのでポン引き仲人の口車に乗ってお見合いをして結婚したので、ものすごく後悔していたと想います。

勇一郎がお見合いの席でなぎさと会った時に、独身は独身だが最初の元カレとの間に娘が一人（１月24日のギャクタイ事件で亡くなった長女）いた上に二番目のカレとの間にも子どもがいた…

おまけに、なぎさがものすごく大きなお腹を抱えていたと言うことを聞いたので勇一郎は『話が違うじゃないか…』と怒っていました。

しかし、上司の男性がものすごく困った声で『２人のお子さんが父親がいない子になってもいいのか…』と勇一郎に言うてからなぎさの２人の子どもの父親になれと強要しました。

ポン引き仲人からオドシを受けてしまった勇一郎は、仕方なくなぎさと結婚することになったと言うことでありました。

勇一郎となぎさの一家は、新しい家ができるまでの間船橋市で暮らしている親類の家に一時暮らしていましたが、親類の夫婦のすすめで行徳（浦安市）に新築の家を建てて、新しい生活を始めるための準備をしていましたが、その最中に深刻な不動産トラブルに巻き込まれてしまったのでありました。

時は2018年４月７日頃のことでありました。

深刻な事件は、行徳の中心地にあります高級住宅地の中にあります勇一郎一家が引っ越しをする予定の新築の家の前で発生しました。

（ズドーン!!ズドーン!!ギャアアアア!!）

新築の家の内覧会の会場に、20人以上のヤクザが押しかけまして、内覧会にお越しになられていたお客さまたちにヤクザの男たち空に発砲してイカクして追い払いました。

その後、ヤクザの男たちが会場にいたスタッフさんたちにいいがかりをつけに行きました。