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第1章 黒い暴行

｢オラオドレら!!オドレらの社長のケツモチは誰ぞ!!｣
｢ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ…ケツモチ…ケツモチって…どななお餅で…｣
｢コラ!!オンドレらはおちょくっとんか!!ケツモチと言うのはヤクザの用心棒だと言うことや!!オンドレらの社長が日奈川会の会長から大金（ゼニ）や貴金属類をたーんともらいよることはしっとんぞ!!｣
｢そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そんなことは知りませんよう…この新築の家はさっとハウジングが購入…｣
｢オンドレらは、わしらのクミの組長に断りもなく土地を購入したのか!!もう怒ったぞ!!この新築の家が建っている土地はな!!もとはわしらのクミの親分が豪邸を建てるために購入した土地なんや!!オドレらはわしらの縄張りを荒らし回ったのだからぶっ殺してやる!!｣

（ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…）

ハウジング会社のスタッフさんたちは、ヤクザの男のひとりが持っていたマシンガンで撃たれて殺されてしまったのでありました。

ハウジング会社のスタッフさんたちを一人残らずに殺してしまったあと、ヤクザの男たちが土足で新築の家に上がり込んで行きました。

｢お前ら、きょうから組のモンになったから自由に出入りしてもええで。｣
｢へえ…｣

このあと、リーダーの男が家の表札をかける部分にヤクザ組織の看板を勝手にかけてしまいました。

せっかく苦心して建てた新築の家がヤクザ組織の看板を玄関にかかげてしまったことで、勇一郎の一家は新築の家に引っ越しをすることができなくなってしまいました。