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第1章 黒い暴行

｢オドレらふざけとんか!!きょう引っ越しをすると言うておいてあとになって『ヤーメタ…』と言うのはどういうことや!!オドレ勇一郎!!殺されたいのか!!｣

了一郎は、ものすごい血相で勇一郎にすごんで行ったあとえり首をつかんで殴り付けようとしていました。

端にいるはるえは、ものすごくおたついた表情でどうして勇一郎を殴り付けるのよと言いまして止めに入りました。

｢了一郎やめて!!小さい子どもたちがいる前で大きな声を出さないでよ!!勇一郎にどんな落ち度があると言うのよ…｣
｢落ち度があるから勇一郎を殴る!!勇一郎（クソイトコ）だからなぐるんや!!｣
｢了一郎!!勇一郎はヤクソクやぶってやろうと想ってやぶったわけじゃないのよ…引っ越し屋さんから急な予定が入ったからまた次回にしてくださいと言われたから…了一郎やめてー!!｣

了一郎は、はるえの言葉に腹を立ててポケットから取り出したナイフで勇一郎の右耳を切り落とそうとしていたので、はるえは必死になりまして了一郎をなだめていました。