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劣情ストーリーテラー
第11章 出す前に言って
んーもー
またー
何度言ったら分かるの
出すときは出すって言えって言ってるでしょ
また勝手に出しやがって
いい?
タイミング悪いと、どんだけ盛り上がってても一瞬で覚めるの
この状況、わかる?
あなたはやりきったかもしれないけど、こっちは不完全燃焼もいいところなの
別に「一緒に、ね?きて」なんて乙女なことをしたいわけじゃなくて
いい余韻っていうのはクライマックスがあるから余韻をひくのよ
それをちゃんと迎える努力がいるの
二人で呼吸をあわせてそこにたどり着く道筋が必要なの
途中で何回イクとか関係ないの
一回のセッションがきっちりエンディングを迎えるかどうかで、やった感が全然変わってくるのよ?
どうして分からないの?
イク時はちゃんと言って
イくなとは言わないから
そんなこともできないのかと思われたくないでしょ
こういうことが原因で別れることってけっこうあるのよ?
いい年して知らない訳じゃないでしょ?
はあ
もー
ちょー萎えたわー
「でも、ちんぽデカいやつがいいからオレを選んだんだろ?」
(はあ、どうしてやってみるまで見抜けないのかしら、私)
もういいわ、帰ってオナって寝るわ