この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
劣情ストーリーテラー
第46章 ワリキリ未来予測
「いまも一緒じゃないの?」
今はまだ個人事業主にギャラを払える余力があっても、払う側も年をとったら使い途を変えるようになるわ
ヌかないで稼げてた人にヌくことを求めるようになる、そういう付加価値がないと客がつかなくなる
今まではある程度は棲み分けがされてたけど、延びきって希釈された市場から鮮度を理由にリタイアせざるをえなくなる商品が今後大量に出回るようになるわ
だって、年をとらない人間はいないし、一度できあがったマーケットにはほっといても若い新規参入者がくるもの
おそらく、いまがそのマーケットの最盛期であり、これからは淘汰されシュリンクしていく一方だわ
すなわち競争が激化するということ
いい商品は売れ続けて、魅力がない商品は在庫に溜まる
元レイヤーとか元アイドルがうじゃうじゃ出てきたときに、何の取り柄もない人の行き場はなくなるわ
処分しようと思ったら投げ売りするしかなくなる
買い手は価格に敏感だから、適正な取引にも下げ圧力をかけてくる
価格が底を打ったらあとはサービス合戦
単価の切り下げ、もちろん生ハメ
結果、父親不明のシングルマザーが増えて性病が蔓延、あげく生活保護世帯が増えて社会保障費が増加、福祉予算の希釈化が進んだら社会復帰が更にハードルがあがって、一度落ちたら這い上がれない沼がどんどん拡がりながら弱者を呑み込んでいく
努力でなんとかなる範囲なんて直ぐに越えるわ
もう希望なんてないのよ
「でも死ぬわけにはいかないものね」
そういうこと
だから、私もやれることやるわ
「そうね」
そろそろ時間だわ、面接いってくるわ
「いってらっさい、今日はなんてお店だっけ?」
ワクワク生年増
「ちがう業界いかないの?」
自分の親の介護で精一杯なのに、誰かの親の介護までする気にはならないもの
それに、私けっこう上手いのよ?
「左様で、まあ、適当にね」
ヌキまくるわよ、たかがちんぽくらい