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第48章 スポーツセックス

「基本的には、早く激しいグラインドはカウントは稼げますが射精が早いという両刃の剣であります、かといってゆっくりやっていてはそもそものカウントが稼げないため、試合時間中のコンディションコントロールに懸かっているといえます」



最大の課題である試合中の射精についてはどのように対処すべきでしょうか



「インターバルの発生がカウントを止めるリスクはあるものの、回復が早い選手であれば仕切り直してフレッシュな状態でリスタートすることで試合全体のカウントを底上げすることが可能です、選手の特性、相手の試合運びにあわせて戦術を判断していくことが重要となります、もちろん試合終了まで維持できるスタミナ型の選手も世界レベルではゴロゴロいますね」



ありがとうございます、クロキさん



今回の試合は格上であるチャンピオンペアに我が国の代表が挑戦する形となりますが、試合展開の予想はいかがでしょうか



「おそらく百戦錬磨のチャンピオンは最初は相手の出方をうかがってくると思いますので、その間になるべくスタートダッシュを決めることがカギとなるでしょう、ハイペースはリスクが伴いますが競技歴の長いベテランのスズキ選手はリカバリーのテクニックに定評がありますので、ひょっとしたら２発か３発のピッチ作戦で臨む可能性がありますね」



対するチャンピオンペアは念願の世界一に向けて今大会に照準を合わせてきているとのレポートもあります



「予選段階でシーズンベストを叩き出すくらいに気合いが入ってると聞きますが、グラインドはそういった気持ちの空回りが試合内容に影響を出しやすいので、勝敗の行方は難しいと思います、マンコワ選手はオーガズムコントロールに定評がありますので締めすぎないことがポイントになるでしょう」



さあ、選手が入場してきました



赤がチャンピオンペア、青がサトウ・スズキです



お知らせのあと、運命の試合開始です