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月下香〜危険な快楽〜
第7章 薺
「……っ」
胸が大きく高鳴るのを、私は感じた。
同時に、何かが満たされるような感覚もあった。
「しゃ、写真撮らなきゃ……」
サク “様” も顔はまだいいって言ってたから、お言葉に甘えちゃおう……
でも、どうせならサク様に綺麗だと思ってほしいなぁ……
「……違和感なく、心の中でもサク “様” って呼べる私は」
本当に、Mなんだろうなぁ……
「ーーーーーよしっ」
私は髪をお団子で上にまとめ、身体が髪で隠れないように整えた。
髪はこれでよしっ
下着……
チラッ
首元から覗くと、そこにはルーム用の下着が見えた。
さすがにこれは、ダメだ!
「勝負下着……なんてものは持ってないから、せめて可愛いの……!!」