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蜜な時間はあなたと共に
第5章 不穏な再会と湯けむりに濡れる彼の愛

春人の背中に手を回し、快感から逃れるように背中を撫でた。

「はっ…もっと茜さんから『エッチしたい』っていう意思表示が欲しいな…」


「自分で触ってるとこ見せて…」

思わず春人の身体を押して距離を取ってしまった。
脚を見せるのと、触ってるところを見せるのは恥ずかしさのレベルが違う…

「そ、れはちょっと…無理…」
「無理なん?ちゃんと出来たら、ずっと疼いて苦しいトコいっぱい気持ち良くしてあげるけど?」

それを聞いて、無意識に秘部に近い布団をギュッと握った。
ここに戻って来てからずっと身体の中心が熱い…今日本当に変だ…

「無理やったら、しない。俺も我慢するから」
「今日の春人、意地悪…」
「そう?意地悪なんてしてへんよ?俺はいつでも茜さんには優しいし、愛を伝えてるつもりやけど…」

これは、春人の気持ちを疑ったから拗ねてるんだ…

「見たいな…茜さんが1人エッチして気持ち良くなってるところ」
「……っ」

身体が疼いてるのは多分、あの人に会って気持ちが高ぶってるから…
春人に気持ちを求めるあまり、セックスで満たされたいと身体が欲してるんだ…



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