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今夜、妻が犯されます
第3章 嫉妬
翌朝。
「おはよう」
「おはようございます」
「おはようございます!」
私が起きて来ると、キッチンで朝食の準備をしていた恵理子と既に食堂のテーブルに着いていた佐伯が挨拶してきた。
「昨夜は飲み過ぎたな」
私は頭を掻きながら席に着いた。
「課長もですかぁ?僕も飲み過ぎたみたいで昨夜の記憶がほとんどないんですよ」
佐伯がコーヒーを飲みながら、戸呆けた事を言っている。
「昨夜は楽しくて皆で飲み過ぎましたね」
恵理子がキッチンで朝食の準備をしながら、話に割り込んできた。
恵理子の表情はいつもと変わらなかった。
まるで昨夜何事もなかったかのように・・
昨夜、私の目の前で何度もイキまくり、最後には佐伯に中出しされたというのに・・だ。
2人とも昨夜の出来事を私が知らないと思っている筈だから、平静を装っているのだろうが、いつもと変わらない表情を見せられるのは複雑な心境だった。
朝食を摂りながら、私は2人の様子を探っていた。
だが、その表情も仕草もまるで何事もなかったかのようにいつもと変わりないものだった。
「あなた、佐伯さんが私の手料理を気に入ってくれたみたいですから、また夕食に来てもらいましょう」
恵理子が可愛らしい笑みを浮かべて言った。
「おお、そうか。わかった、じゃまた呼ぶからな」
私は話を合わせた。
(まさか、恵理子の奴、佐伯を呼んでまた我が家で抱かれるつもりなのか・・?)
そう考えると嫉妬に胸が痛んだ。
「ご馳走様でした」
食べ終わった佐伯が恵理子に両手を合わせた。
「お粗末様でした」
恵理子も満面の笑みを浮かべて頭を下げている。
隣で聞いていると、『昨夜は奥さんを美味しくいただきました。ご馳走様でした』『いいえ、こちらこそ素敵な時間をありがとう』と、そんな風に聞こえたのだった。
もっとも、そうなるように仕組んだのは他ならぬ私だったし、その結果がどうなるかも想定していた。
これが、私とは関係なく起きた出来事だったら、何も知らない私は2人の前で脳天気でお人好しの愚かな夫を演じていたに違いなかった。
「おはよう」
「おはようございます」
「おはようございます!」
私が起きて来ると、キッチンで朝食の準備をしていた恵理子と既に食堂のテーブルに着いていた佐伯が挨拶してきた。
「昨夜は飲み過ぎたな」
私は頭を掻きながら席に着いた。
「課長もですかぁ?僕も飲み過ぎたみたいで昨夜の記憶がほとんどないんですよ」
佐伯がコーヒーを飲みながら、戸呆けた事を言っている。
「昨夜は楽しくて皆で飲み過ぎましたね」
恵理子がキッチンで朝食の準備をしながら、話に割り込んできた。
恵理子の表情はいつもと変わらなかった。
まるで昨夜何事もなかったかのように・・
昨夜、私の目の前で何度もイキまくり、最後には佐伯に中出しされたというのに・・だ。
2人とも昨夜の出来事を私が知らないと思っている筈だから、平静を装っているのだろうが、いつもと変わらない表情を見せられるのは複雑な心境だった。
朝食を摂りながら、私は2人の様子を探っていた。
だが、その表情も仕草もまるで何事もなかったかのようにいつもと変わりないものだった。
「あなた、佐伯さんが私の手料理を気に入ってくれたみたいですから、また夕食に来てもらいましょう」
恵理子が可愛らしい笑みを浮かべて言った。
「おお、そうか。わかった、じゃまた呼ぶからな」
私は話を合わせた。
(まさか、恵理子の奴、佐伯を呼んでまた我が家で抱かれるつもりなのか・・?)
そう考えると嫉妬に胸が痛んだ。
「ご馳走様でした」
食べ終わった佐伯が恵理子に両手を合わせた。
「お粗末様でした」
恵理子も満面の笑みを浮かべて頭を下げている。
隣で聞いていると、『昨夜は奥さんを美味しくいただきました。ご馳走様でした』『いいえ、こちらこそ素敵な時間をありがとう』と、そんな風に聞こえたのだった。
もっとも、そうなるように仕組んだのは他ならぬ私だったし、その結果がどうなるかも想定していた。
これが、私とは関係なく起きた出来事だったら、何も知らない私は2人の前で脳天気でお人好しの愚かな夫を演じていたに違いなかった。