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第10章 浮気の代償

絡まりあう気持ちと身体で我妻の舌の動きは速くなる。
ちゃぷちゃぷと秘め事の水音を奏で、その演奏をバックに姫宮は美しい喘ぎ声を漏らしていった。

「じょうっずっ……ああっ!!　我妻さん上手ッ!!　気持ちいいよぉおっ!!」

姫宮はとろとろの肉ビラを我妻の顔に押し付けるように腰を振る。
我妻は完全に発情してしまい、姫宮の濡れ媚唇を舐め回す。

「あうっ!!　や、やぁああっ!!　気持ちいっ……あううっ!!」

姫宮と我妻の交わりは次第に熱を帯びてきて、その熱は凛々子にも当然伝わる。

彼氏が他の女性と交わるという耐え難い切なさもあるが、それだけでは説明のつかない感情が凛々子を襲う。
下手に姫宮の事情を聞いてしまったことも影響し、嫉妬だけではない、表現する言葉が見つからない感情に包まれた。
そして確実に性的な興奮は高まってしまっていた。

背後の凛々子はなるべく視界に入れないように我妻は姫宮の秘部を責め続けた。
発達したクリトリスを舌先で弾きながら指を軽く挿入し、入口付近を出たり入ったりの抜き差しをいたずらに繰り返す。

「あうっんっ……いいっ……それっ！　いいっ！」

姫宮はシーツをギュッと掴んでしわを作りながら上半身を弓なりに反らす。

ちゅっくちゅっくちゅっくっ……

やらしい音色が漏れ、凛々子はその音源をじっと覗き込むように凝視してしまう。
凛々子の中も優しく掻き回してくれた綺麗な我妻の指が姫宮の柔肉を蹂躙していた。