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MILK&honey
第15章 「揉まれると、大きくなるの?」

「それは、なんか……ごめん?」
一応、謝る。
私のせいじゃ無いかもだけど、私が原因みたいだから。
「んーん、全然!こぶできたから、すごい謝ってくれたし……ごめんって頭撫でてくれて、すっごく優しくしてくれて、悪かった、許せ!ってこれ買ってくれた!!」
そう言って見せられたスマホの画面には、スノープリンセスのふわふわのウサギみたいなパーカーとショーパンとソックスを着て女の子座りして、カメラ目線でにこにこピースしてるヒメが写ってた。
これ撮ったの……彼氏さんだよね……。
「それは……良かった、ね……?」
「うん!!」
彼氏さん、ヒメによく付いて行けてるなあ……ほんと、お疲れ様です……。
げんこつ落とすなんてちょっと乱暴っぽいけど、相手が相手だもんね。時々呆れてるかもだけど、ヒメの事ちゃんと分かろうとしてて、可愛いって思ってるんだろうな……。
良いなあ、ヒメ。好かれてるなー。
この前触らせて貰ったら、おっぱい、確かに前より大きくなってたしっ……。
「あ!そうだ!!」
「なあに?」
「あのね!!」
姫は、目をきらきらさせて話し出した。
「揉まなくっても、下着変えたらおっきくなるよ!!」
「……下着?!」
下着って聞くと、激しい紫のブラが頭に浮かぶ。
「うん!!ちゃんと計って教えてもらうと、おっきくなるの。今度一緒に行こ、下着やさん!!」
「う……」
胸がおっきくなる、下着やさん……どんなことされるのか、ちょっと不安だ。
でも……
……おっきくなる……の……?
「……うん。受験、終わったら。」
この約束が果たされるのは、またちょっと先のお話。

