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MILK&honey
第31章 お預け(6/7ピックアップ御礼)
「は、るり、エッロ……」
耳元で、その声で、言わないで……光の事以外、頭から、吹っ飛んじゃう……。
「ぁ……ぁ、あん!あ、や、いっちゃうっ、だめ、」
「ダメじゃねーだろ……イケよ、ほら」
「っは、あ!」
布越しに触られていた指が横から入り込んで、気持ち良いところに直接触られる。
ぬるぬる。びしょびしょ。光にしがみ付く。
奥がきゅうきゅう切なくなって、がくがく揺れていた脚に、ぎゅっと力が入り始める。
「やっ、ん、ぁぁんっ、ん、んっっ……やぁあん、ん、ん!」
恥ずかしい……玄関で、立ったまま、イっちゃった……。
「イった?」
「う……」
頬擦りされて聞かれて、もたれて頷く。
頭がぼわっとして、息が上がって、唇が乾いて、ちゃんと返事が返せない。
「……お風呂行こっか?」
「ん……」
ぎゅっと抱き締められて頬っぺにキスされて、お風呂場まで連れて行かれて……昨日のお預けを、そこでもさんざん回収された。
……結局。
その日の二限は送ってもらって、それでも遅刻ぎりぎりになった。
【おしまい。】