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MILK&honey
第19章 「まさか、かーさん?」

*
「はい?」
ノックの音がした。
スタッフさんに案内された後、なぜか、お茶とお菓子まで出して貰っちゃって。
ライブが始まったらしい後は、振動と音が少しだけ聞こえる中で、ヒメとお喋りして過ごした。
これからのそれぞれの学校生活の予定や、ヒメが彼氏さんとどうして付き合う事になったかって話。 そんな事を、話した……んだけど……。
会う前にノロケを聞くのは、止めといたら良かったかも。聞いてる方が恥ずかしくなる……。
そのあと、ヒメが、ちょっとトイレ、って席を立って。一緒に行ったら良かったかなって思ったところで、扉がコツコツ叩かれた。
「は……いっ?!」
「悪い、待たせた……ん?」
入って来たのは、スタッフさんでも、ヒメでもなかった。

