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MILK&honey
第22章 いつ、どこで、どんな風に出会っても、

「……あ……なっ、てる……」
スマホに気付いたるりちゃんが、はっとした。
俺達の酔っ払ったみてーになった頭は、少しだけ正気に戻り……かけたんだけど。
るりちゃんの体はまだ蕩けてるわ、
俺の体はいきり立ってるりちゃんの太腿にぐりぐり擦り付けられてるわ、
るりちゃんの両脚には俺の手がきゅっと挟まれてイイとこが押し付けられてるわ、
その全部が我慢仕切れねー涎を垂らしてあちこちぬるぬる湿っちまってるわ…………
完全に酔いが醒めちまうにゃあ、程遠い有り様ですよ?
「……知らね。後でね、あと」
どなた様かは、存じませんが。
俺は、見たこともねーほど綺麗で神秘的で瑞々しくて愛おしくて可愛過ぎるのにエロ過ぎる奇跡のお花ちゃんを愛でるのに大忙しなんで、出れません。
「でも、おしごとのれんらくかも……っんっ?!」
「今、無理でしょ……」
こんな、呂律がろくに回ってねー子を放っといて、スマホなんざ見てられねーでしょ……。
「るり……こっち見て」
「ぅんっ……ん、」
まだ気にしてるっぽいるりちゃんの顔を上げさせて、唇を塞ぐ。すっかり慣れてキスに応えてくれる様になったのが、ぞくぞくする程嬉しくてたまんね……
……と。
また、どこかで。
違うリズムで、スマホが鳴った。

