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MILK&honey
第8章 「ご飯と、かーさんと、物真似と」

   *


「ごめん……トマトしか入ってなくってごめん……」

 光さんの家には、冷蔵庫にトマトと、パスタと、調味料くらいしかなかった。
 それでできるもの……って考えて、トマトの冷製パスタ……っぽいものを作った。
 っぽいっていうのは、冷たくしないで食べちゃうことにしたから。
 
 特別なことは、トマトの湯剥きをしたくらい、だけど。
 お料理はしないらしい光さんは、いちいち驚いたり、感心したりしてくれた。

 出来上がって、頂きます、って食べ始めたら。


「…………旨っ!?」

「なに、これ?!なんで、こんな旨いの?!」

「るりちゃん、すげえ……料理上手だね……!!」

 光さんはお皿を抱える位の勢いで、旨い旨いって、食べてくれた。


 美味しいって食べて貰えて、ものすごく嬉しい。
 光さんとご飯作れたの、すごく楽しかった。



 洗ったお皿を拭きながら、幸せな気分になる。
 でも……

「でもは、無し!!」


 光さんは、怒ったみたいに私の方に向き直った。
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