この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
借金のカタに妻を差し出しました
第3章 借金のカタになります
床の絨毯に、力の抜けた身体を横たえたまま、瑞樹はドアが閉まる音を聞いた。
矢那は、瑞樹を抱え上げ、ベッドルームへと向かった。
抱えられながら瑞樹の目には涙が溢れていた。
瑞樹をベッドに下ろし、矢那は、
「もう、止めますか。」と、ベッドの上の瑞樹を見下ろして尋ねた。
瑞樹は俯き無言で首を振り応えた。
「そうですよね。非道い事をされる事は判ってましたよね。」
瑞樹は顔を上げ、矢那の話を聞き始めた。
「君達2人が作った債務・・・借金だけでもどれだけか、そして2人を助けるために、幾ら遣うのか理解していれば止められるわけ、ありませんよね。」
瑞樹は、じっと矢那を見つめていた。
「私は非道い男です。でも、約束は守ります。だから、2人で責任を負って欲しいんですよ。」
そう言って、瑞樹の髪の紐を解いた。
矢那は、瑞樹を抱え上げ、ベッドルームへと向かった。
抱えられながら瑞樹の目には涙が溢れていた。
瑞樹をベッドに下ろし、矢那は、
「もう、止めますか。」と、ベッドの上の瑞樹を見下ろして尋ねた。
瑞樹は俯き無言で首を振り応えた。
「そうですよね。非道い事をされる事は判ってましたよね。」
瑞樹は顔を上げ、矢那の話を聞き始めた。
「君達2人が作った債務・・・借金だけでもどれだけか、そして2人を助けるために、幾ら遣うのか理解していれば止められるわけ、ありませんよね。」
瑞樹は、じっと矢那を見つめていた。
「私は非道い男です。でも、約束は守ります。だから、2人で責任を負って欲しいんですよ。」
そう言って、瑞樹の髪の紐を解いた。