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少女は愛を歌う
第5章 悪夢のはじまり
芦田「………聖羅」
聖羅の身体は震えていた。
無理もない、明日から全生徒に犯されるんだから。
家の前に着くと 弓弦が口を開く。
芦田「大丈夫だ、俺が守ってやるから だから明日は俺から離れるなよ?」
『ゆづ…る…くん』
芦田「心配するな、大丈夫だから」
『ありがとう…』
聖羅は弓弦に抱きついた。
芦田「うおっ…!?」
弓弦は聖羅から抱きつかれ驚いていたが、すぐに自分の手を聖羅の腰に回し、抱きしめた。
『……弓弦君…』
芦田「なん…」
弓弦の目の前には聖羅の顔が近くにあった。
芦田「……っ、せい、ら…?」
『ありがとう弓弦君…おやすみなさい』
そのまま聖羅は家へ入って行った。
弓弦は自分の唇を触った。
あの感触は…
芦田「俺…聖羅にキスされた…?」
その光景を恭弥が見ていたとは知らずに…。

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