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人妻緊縛倶楽部
第3章 人妻緊縛倶楽部 6-
なった。だが、あたしの身体の奥の被虐

意識はそれを否とは言っていない。

 健人は桃花さんを縛り始めている。

あたしを縛るのは相原専務。

手慣れている。

身体の上を這う縄の摩擦がしゅっしゅっと

擦れる音を発する度に、官能のかけらが

肌をかすっていく。

 相原専務の掛ける縄は専属のプレイヤ

ーに劣らぬほど見事に身体を拘束し綺麗

な菱縄縛りが出来上がっていく。

健人の縛っている姿を横目で追うと、何

度もあたしを縛っていたせいか所作も桃

花さんを覆う縄目も綺麗に見えた。

「仕上げの股縄を掛けますよ」

 専務はそう言うとあたしの両脚を少し

開かせた。

腰の後ろ側に別の縄を通し二本にして股

間を後ろから前に持ってくると一度くいっと引き上げる。

「あうっ!」

「感じるんでしょう?」
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