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人妻緊縛倶楽部
第7章 人妻緊縛倶楽部 10-
 桃花さんはくすくすと笑いながら話しかけて来る。

「田上社長さんは会社の方を伴って緊縛倶楽部に来

るみたいなの。

会社の幹部の居る前でセックスはさすがに互いに

まずいでしょう。

他の人の手前その時は値踏みするように自分の好みか

どうか確かめて、改めて指名して一人で来て楽しむつ

もりだと思うわ。」

 桃花さんの話で分かったのは、今日のゲストはこの後

舞を指名するのに値するかどうかを確認するために来て

いるのだ。

言わば奴隷市場の商品が買う価値があるかどうか確認の

ために観衆の前に引きたてられて晒される様な物なのだ。

「今日の衣装はこれよ」

 桃花さんが持って来たのはVIPルームでのプレイの

時に身に付けるオーバドゥのスリーインワンではなく、

白のドレープの美しいロングドレスだった。

「オーバドゥの下着ではないのですか?」
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