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第1章 人妻緊縛倶楽部　1－4

「だから心配なんだ。ま、ここまで来たんだ

これ以上心配したって始まらない」

「そうね。今日は楽しみましょうよ」

　あたし達は受付で渡されたスタートのメンバー

表を見た。同じ組で回るのは相原専務の取引先の

会社名が記されている。歌川誠也さんと坂上光三

さんと言うお二人があたし達と同じパーティだった。

歌川さんは少し小太りで白とブルーのラコステの

ポロシャツとグレーのズボン、大柄でがっしりした

体躯の坂上さんはタイトリストの黄色のシャツに薄い

ブルーのズボンを穿いている。共にゴルフ焼けか健康

そうな陽に焼けた顔にゴルフキャップをかぶっていた。

　スタート前の挨拶でその歌川さんがこのゴルフの

会の幹事だと言う事が分かる。

「・・・と言う訳でこの会の女性の参加者は非常に

少ないのが現状であります。なにも取って食おうと

言うのではなく単なるお遊びですので、今日参加の

女性方もどうか楽しんで