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依存
第4章 お腹が疼く
「早苗を…、自由にしてやる事が俺の努めだと思ってる。」
源心が俯いてそう言った。
「私は自由だよ。だから抱いて…、本気で源心のものにしてよ。」
「もう少しだけ…、待ってくれ…。」
涙を流す私を抱き締めて源心が宥める。
もう少しっていつ?
高校を卒業するまで?
もう待てないよ…。
私の中にある源心への愛がいっぱいになり過ぎて爆発しそうになる。
源心に愛されたいだけなの…。
1人で踞り涙を流す日が増えた。
源心が出張するからバイトを休めと言われた。
学校から帰るとママの新しい男が昼間からお酒を飲んでる姿が目に入る。
「おい、バイトは?」
相変わらず私のお給料を当てにしてて、働きもしない男を見下して見る。
「ママは?」
男に答えずに私が質問する。
「酒を買いに行った。」
「ふーん…。」
こんな男のどこがいいのかわからない。
お酒を飲んで毎日ママとSEXするだけの人。
SEX依存症のママには大切な人らしく、かなり長く一緒に暮らしてる。
ママの為に仕方がなく台所に立ち、ご飯を作ってあげようと考えた。
ママは自分のご飯すら忘れるようになった。
私が作って食べさせてあげないとママがどんどん痩せていく。
だから台所に立つと男が私の後ろに立つ。
「何か用?」
男にそう聞いた瞬間、私の口を男が塞ぐ。
「生意気な口を俺にきくな。」
そう言って男が私を押し倒して来る。
「止めてよっ!」
ビリビリと嫌な音がして胸の辺りのボタンが弾け飛ぶと男の前にブラジャーがさらけ出す。
「高校生のくせにやらしい下着を付けやがって…。」
男が無理矢理に私のブラジャーを持ち上げる。