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依存
第4章 お腹が疼く
源心の好みだから…。
乳首が透けて見える際どいブラジャーは男をその気にさせて誘うと言って源心が悦ぶから私はそういうブラジャーしか持ってない。
「止めてよ!変態!」
ビシッと音がしてキーンと耳鳴りがする。
頬が熱くなりヒリヒリする。
「SEX三昧の淫乱女から生まれた淫乱娘が偉そうに言うな。どうせ、あの社長って男に毎日、股を開いてバコバコとやらせてんだろ?」
男は私を殴り、罵倒する。
源心はそんな事しない。
源心は私が抱いてと言っても本気のSEXはしてくれない。
悲しみと怒りが男に湧いて来る。
殺したいほどの憎しみが渦巻く。
「何やってんの!?」
ママの叫び声がする。
男が私から離れて言い訳をする。
「反抗期で俺に生意気な口をきくから躾をしてやってただけだよ。高校生の鼻垂れた小娘なんかに興味なんかねえや。」
そう言って男がママを抱き締める。
「早苗?」
ママが私を疑うように見る。
私がママの男を取るんじゃないかと疑ってる。
「友達のところに泊まって来る。」
そう言って家を出ようとすれば
「友達?あの社長ってロリコン男に股を開きに行くんだろ?」
と下品な笑い声がする。
こんな家、最低だ。
早く逃げ出したい。
ママは心配だけど…。
私には耐えられない。
家を飛び出してから自分の姿に気付く。
シャツのボタンが無くて下着を晒して歩いてる。
胸元を隠すように手で押さえてから源心の家に向かって走る。
今夜は源心が居ない。
私を抱いてくれない源心なのに源心が居ない事に耐えられない。
源心に依存症だから…。
源心が居ないと狂いそうになる。