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遅すぎる初恋
第2章 告白
狭い個室に男が二人。
えっ? 何、この状況……。
ドアに背を向けるようにして立っている俺の背後には西園寺がいる。
何でこんなことになっているのかわからないし、西園寺がどんな表情なのかもわからないから、若干恐怖も感じている。
「宮内先輩」
「は、はぃぃぃっ!!」
西園寺の抑揚のない声がさらに恐怖心を煽る。
フワッと良い匂いがしたかと思えば、後ろから手が伸びてきて、気づけば西園寺に抱きしめられていた。
異性はもちろん、同性からもこんなことをされた経験はなくて、不覚にも心臓がバクバクしている。
俺よりも背が高いから首筋あたりに、西園寺の頭があって、見た目よりも柔らかい髪が首にあたる。
くそっ! マジで何なんだよ。てか、何で動けねえんだよ。
「オレ、かなり嫉妬深いんです。告白の返事、聞いてないのにこんなこと思うのはおかしいけど、大垣さんと仲良いのを見るのも嫌だったし、彼女かどうかわからない女の子の名前聞くのも嫌だった」
耳元で話されるとくすぐったいし、こいつの声が俺には心地良すぎて、心臓がヤバいから!!
「宮内さん、好きだよ」
身体をクルっと反転させられ、西園寺と向き合うような体勢。
そのまま抱きしめられて、首筋にキス……いや、な、な、舐めやがった!!!
しかもさっきから、コイツのが腹のあたりで当たってるのがわかる。
「好きな人にこうしてるんだから、そりゃあ勃つよ」
俺の思ったことに気づいた西園寺はそんな恐ろしいことを言った。
えっ? 何、この状況……。
ドアに背を向けるようにして立っている俺の背後には西園寺がいる。
何でこんなことになっているのかわからないし、西園寺がどんな表情なのかもわからないから、若干恐怖も感じている。
「宮内先輩」
「は、はぃぃぃっ!!」
西園寺の抑揚のない声がさらに恐怖心を煽る。
フワッと良い匂いがしたかと思えば、後ろから手が伸びてきて、気づけば西園寺に抱きしめられていた。
異性はもちろん、同性からもこんなことをされた経験はなくて、不覚にも心臓がバクバクしている。
俺よりも背が高いから首筋あたりに、西園寺の頭があって、見た目よりも柔らかい髪が首にあたる。
くそっ! マジで何なんだよ。てか、何で動けねえんだよ。
「オレ、かなり嫉妬深いんです。告白の返事、聞いてないのにこんなこと思うのはおかしいけど、大垣さんと仲良いのを見るのも嫌だったし、彼女かどうかわからない女の子の名前聞くのも嫌だった」
耳元で話されるとくすぐったいし、こいつの声が俺には心地良すぎて、心臓がヤバいから!!
「宮内さん、好きだよ」
身体をクルっと反転させられ、西園寺と向き合うような体勢。
そのまま抱きしめられて、首筋にキス……いや、な、な、舐めやがった!!!
しかもさっきから、コイツのが腹のあたりで当たってるのがわかる。
「好きな人にこうしてるんだから、そりゃあ勃つよ」
俺の思ったことに気づいた西園寺はそんな恐ろしいことを言った。