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遅すぎる初恋
第21章 クリスマスデート
そう言われて車に乗り込む。
シートベルトを締め、少し走ってから、いつもの紫音の台詞を俺が奪ってやった。
「紫音さーん、俺の右手、空いてるよ」
「それ、オレのセリフだからね」
そう言いながらも嬉しそうに指を絡ませてくる。
薬指と小指の間に感じる、今までになかった感触にドキドキする。
自分の左手を目の前に持ってくると、窓越しに街灯の光でキラキラ輝く。
「それにしても、俺のサイズ、よくわかったな。自分でもわからないのに」
「そりゃあ、何度も触れてるしね」
触れただけでサイズわかるのかよ。
ホントにやる事なす事かっこよすぎ。
車は都内を少し離れ、隣の県にある恋人同士のイベント時にはカップルが溢れかえる高台へと着いた。
パーキングに停め、手を繋いで歩く。
恥ずかしいけど、暗いし、二人の世界に入ってる人ばかりで目立つこともない。
「昨日の夜景も綺麗だったけど、ここも綺麗だな」
手を繋いだままボッーと夜景を見る。
「どうしてもこの光景を和哉と見たかった」
そう言ってそっと顔が近づき、キスをする。
一回じゃ物足りなくて、外だというのを忘れたかのように互いを求め合う。
「ッ、はあっ、和哉。好きだよ。この世界の誰よりも好きだし愛してる。一生オレの側にいてくれる?」
「……あ、あたりめーだ、バカッ」
涙が出るのを堪えて紫音の胸に顔を押し当てる。
「俺も、愛してるよ」
紫音の手が頰に触れ、顔を上げると、すごく優しく見つめられ、その綺麗な顔が近づく。
「ここで誓いの言葉を立てて、愛し合った二人の愛は永遠に続くんだって」
今度は俺からキスをした。
シートベルトを締め、少し走ってから、いつもの紫音の台詞を俺が奪ってやった。
「紫音さーん、俺の右手、空いてるよ」
「それ、オレのセリフだからね」
そう言いながらも嬉しそうに指を絡ませてくる。
薬指と小指の間に感じる、今までになかった感触にドキドキする。
自分の左手を目の前に持ってくると、窓越しに街灯の光でキラキラ輝く。
「それにしても、俺のサイズ、よくわかったな。自分でもわからないのに」
「そりゃあ、何度も触れてるしね」
触れただけでサイズわかるのかよ。
ホントにやる事なす事かっこよすぎ。
車は都内を少し離れ、隣の県にある恋人同士のイベント時にはカップルが溢れかえる高台へと着いた。
パーキングに停め、手を繋いで歩く。
恥ずかしいけど、暗いし、二人の世界に入ってる人ばかりで目立つこともない。
「昨日の夜景も綺麗だったけど、ここも綺麗だな」
手を繋いだままボッーと夜景を見る。
「どうしてもこの光景を和哉と見たかった」
そう言ってそっと顔が近づき、キスをする。
一回じゃ物足りなくて、外だというのを忘れたかのように互いを求め合う。
「ッ、はあっ、和哉。好きだよ。この世界の誰よりも好きだし愛してる。一生オレの側にいてくれる?」
「……あ、あたりめーだ、バカッ」
涙が出るのを堪えて紫音の胸に顔を押し当てる。
「俺も、愛してるよ」
紫音の手が頰に触れ、顔を上げると、すごく優しく見つめられ、その綺麗な顔が近づく。
「ここで誓いの言葉を立てて、愛し合った二人の愛は永遠に続くんだって」
今度は俺からキスをした。